コロナ対策 セーフティーネット4号・5号とった話
13207です。
いまコロナで世の中大変ですよね。
これまで書いてきた会社も大変です。
先日、4号のセーフティーネット、5号のセーフティーネットの両方をとってきたので備忘録がてらに書きます。
結構大変な時期です。リスケとか、換価の猶予処分とか受けている人には参考になるかもしれません。
融資と借換合わせて億を超えて、貸出先としても正常化されました。
詳しく書きたいのはやまやまなのですが、身バレが嫌なので金額に関しては合計額として表示します。
この記事で役に立つのはこのような方です。
コロナ融資取りたい方
公庫や保証協会の融資困ってる方
リスケして融資困ってる方
コロナ以前から資金繰りに困っている方
- 0 会社の現状
- 1 セーフティーネット取得の経緯
- 2 セーフティーネット取得の経緯 保証協会での相談
- 3 4号セーフティーネット取得と書類のポイント
- 4 5号セーフティーネット取得と書類のポイント
- 5 セーフティーネットや制度を活用することで得られた結果
0 会社の現状
ブログの更新も滞っていたのであんまり書いていませんが、会社の財務的な状況に関しては以下のとおりです。
公庫融資:リスケ中
保証協会融資:リスケ中
消費税等法人関係の税金:猶予の換価処分受けており、分割納付中
社会保障系の支払:換価の猶予処分を受けており、分割納付中
公庫、保証協会融資に関してはリスケしながらも分割支払に関しては支払日に遅れることなく支払いを継続中。
消費税その他の税金、社会保障系の分割納付に関しても同様。
1 セーフティーネット取得の経緯
3月後半より会社の売上が下がってしまったこと、今後の返済や支払に関してかなり暗い見込みが出てきたので政策金融公庫に相談。このころから緊急事態宣言やロックダウンのうわさも聞いていたので早急に相談する必要ありと判断。
コロナ対策で政府が融資に積極的になったということで3月25日前後に申込、4月中旬に面談。
面談にあたり、2020年1月、2月、3月の売上および収支(速報値)、直近の決算書3期分、4月~6月までの収入予測、支払予測を準備。
政策金融公庫の結構上の人が出てきて90分ほど真剣なやり取り。緊急事態背減により仕入れが止まり、輸入仕入も当面の間ストップすること、4月末からはキャッシュ不足が発生すること、5月のほぼ確定している支払額、6月末の予測支払額を提示し、6月末までの支払資金総額の融資のお願いをしました。
その中で「リスケ中の会社だとコロナ対策としての融資でも、希望する全額を融資することはできない。」という結構シビアな対応でした。
希望金額は4月、5月、6月の支払いの不足金額を足したもの。ということは、場合によっては5月中にキャッシュ不足、ひいては倒産もしくは廃業も視野に入れる必要がある、と考えました。
2 セーフティーネット取得の経緯 保証協会での相談
政策金融公庫との面談でシビアな対応を受け、倒産を防止するためには公庫だけではどうしようもなく、信用保証協会でもいろいろと話をしたほうが良いのではないかと考え、信用保証協会で面談しようと決断。
公庫を出て軽い休憩ののち、信用保証協会に直行。
信用保証協会の担当者には公庫に提出した資料と全く同じ資料を提示し、コロナ対策としてどのような方策があるのかアドバイスをください、と単刀直入に、真剣な顔で伝えた。
金額も公庫と全く同じ金額を証拠とともに提示。
保証協会担当者は資料を見て、質問をいくつか投げかけ、自社の置かれている状況を正確に把握しようとしてました。
その後、担当者と直近の売上に関する話をし、担当者からは現在の制度として自社が活用できるものである4号セーフティーネット、5号セーフティーネット、感染症対策借換制度などを丁寧に説明を受ける。
(4号セーフティーネット、5号セーフティーネット、感染症対策借換制度に関してこのブログ上では省略)
3 4号セーフティーネット取得と書類のポイント
4号セーフティーネットに関して市区町村のホームページを読み、必要書類とセーフティーネット適用要件をしっかりと検討(売上減少率20%とか)。
必要書類を作成しつつ、20%減少している書類を作成。
当社の場合、毎日の売上および月ごとの支払いを逐一エクセルで管理をしており、すぐに書類を作成することができた。
また、役所担当者と相談し、毎月1日からの売上計算ではなく、月途中日付からの売上計算も行い、セーフティーネット適用要件を充足する旨の書類および売上が20%以上減少することが明確に判断できる自社の社内資料を添付資料として作成。
保証協会の面談から1時間で上記書類を作成し、区役所に電話連絡の上でセーフティーネット4号の申請を行う。
その場でセーフティーネット4号の書類を発行してもらい、メインバンクにそのまま直行。
メインバンク担当者には保証協会の担当者から伝えられた内容を資料作成中にシェアしてあったので、融資に関してはすんなり進む。
(後日、結果として6月末までの支払金額満額の融資及びリスケ債権全額借換が決まった)
4 5号セーフティーネット取得と書類のポイント
4号セーフティーネットを取得し、併せて 感染症借換制度を利用して借換を使用としていたところ、メインバンクではない金融機関から借り換えのために5号セーフティーネットが必要と連絡を受ける。
その連絡を受けた当日はすでに区役所が閉まっていたため、5号セーフティーネットの書類を作成し、その日は帰宅。
翌日、役所で5号セーフティーネットの申請を行い、その場で5号セーフティネット書類を発行してもらう。
その書類と4号セーフティーネット書類のコピーをもってメインバンクではない金融機関に直行。借換申請の書類を作成し、提出。
結果として、 リスケ債権全額の借換が決まった。
5 セーフティーネットや制度を活用することで得られた結果
今回のセーフティーネットを活用してまずは資金不足による倒産は回避できることはかなりの確率で確定したと評価できそう(緊急事態宣言が7月末以降も継続する場合はこの限りではない)。
また借換を活用することでリスケ状態から正常取引先という扱いに変更された。これにより今後何か問題があっても更なる融資を受けることは可能となった。
必要書類の提出や融資の実行までにやらなければならないことが非常に多く、一刻でも早く記事をアップしたかったが、結果的に金商契約締結、融資実行まで来てからのアップになってしまった。
備忘録的な記載もあり、わかりにくい文章となってしまっていることは大いに反省。
コロナ融資を受けたい方、リスケとかで悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
質問があればコメントお願いします。なるべくお答えするようにします。