アラフォーの仕事と子育て日記

ベンチャー企業に勤務している人の日記。 日常的なことやメモのほか、英語、ネットショップ運営、子育てに関して書いていきます。

おっさん、転職の準備としてTOEIC受けることにした

13207です。 

 

すご~い久しぶりです。

 

会社はまだ存続しています。多分よほどのことがない限り存続するレベルにはなってます。

 

ところで。

 

社内で色々あり、転職することにしました。

まだ会社ではナイショです。

転職するにも何すれば良いかわからないので転職エージェントに登録しました。

 

ビズリーチに登録しましたが、経歴がよくわ駆らないとの評価らしく、トウロク保留とかいうよくわからない状態になってます。 

あれだけテレビで広告うってる会社から登録保留って扱いされるとなんか留年したような気分ですね。 

 

ところで本題。

転職するのにスキル証明が必要になるのでTOEIC受けることにしました。

TOEIC L&R

TOEIC S&W

両方受験します。

 

嫁の宝塚歌劇団鑑賞の関係で

TOEIC L&Rは10月24日受験です。予約完了しました。

 

コロナで受験が抽選制になってることも知らず、抽選制にビックリしました。

とはいえ、当選率100%と記載があったので多分受験できそうです。

S&Wはまだ予約できていません。

 

最後にTOEIC受験したのは2005年10月辺りだったと記憶しています。

そのとき初受験でしたが、スコアは875

そのときからほとんど全く英語使っていません。

どれくらい点数取れるか楽しみです。

 

ちなみに2010年に転職でTOEIC必要だった当時の彼女、今の嫁は2ヶ月教えてスコア200アップの800点、転職後のスコアは850点。

さあ、自分のスコアはどうなるでしょうか。

頑張れ自分。

中年おっさん、ゴルフにハマり出す

13207です。

突然ですが、2019年ゴールデンウィークからゴルフはじめました。

もともとゴルフには全く興味がなく、将来的な転職も視野に入れたうえで、人付き合いのために必要かな、程度の認識しかありませんでした。
学生時代、友人と打ちっぱなしに何回か行ったものの、ドライバーをぶん回して終わる程度のものでした。

ゴルフにはまりだしたきっかけは、友人からラウンドに誘われていきなりラウンドしてきたからです。
人生でこれまで2回ほどラウンドしたことはありますが、まわったメンバーが悪かったのか、全く興味を持てませんでした。
どちらかといえば、睡眠時間を削って朝早く起きて高い金払って走り回って何が楽しいのだろう?と感じていました。

2019年4月初旬くらいに友人にラウンドに誘われ、良くメンバーも全員知っていたことから、慌てて先輩に相談して中古アイアンセットを買い、叔父が我が家に忘れていった古いドライバーとパターを持っていざラウンド。

スコアは150以上で途中からカウントするのやめたくらいです。
とにかくゴルフ場を走り回ってスイングしてきただけなんです。
走り回ったのが良かったのか。
はたまた久しぶりに自然に囲まれたのが良かったのか。
まわったメンバーがよかったのか。

ゴルフって楽しいな〜、と感じたことは事実です。

一緒にまわったメンバーからはスクールに通ってまた秋口にまわろう、と誘われて。

そこから私のゴルフライフははじまりました。

中年のおっさんのゴルフライフはじまりました。

コロナ対策 セーフティーネット4号・5号とった話 

13207です。

 

いまコロナで世の中大変ですよね。

これまで書いてきた会社も大変です。

先日、4号のセーフティーネット、5号のセーフティーネットの両方をとってきたので備忘録がてらに書きます。

結構大変な時期です。リスケとか、換価の猶予処分とか受けている人には参考になるかもしれません。

 

融資と借換合わせて億を超えて、貸出先としても正常化されました。

詳しく書きたいのはやまやまなのですが、身バレが嫌なので金額に関しては合計額として表示します。

 

この記事で役に立つのはこのような方です。

コロナ融資取りたい方

公庫や保証協会の融資困ってる方

リスケして融資困ってる方

コロナ以前から資金繰りに困っている方

 

 

 

0 会社の現状

ブログの更新も滞っていたのであんまり書いていませんが、会社の財務的な状況に関しては以下のとおりです。

公庫融資:リスケ中

保証協会融資:リスケ中

消費税等法人関係の税金:猶予の換価処分受けており、分割納付中

社会保障系の支払:換価の猶予処分を受けており、分割納付中

公庫、保証協会融資に関してはリスケしながらも分割支払に関しては支払日に遅れることなく支払いを継続中。

消費税その他の税金、社会保障系の分割納付に関しても同様。

 

1 セーフティーネット取得の経緯

3月後半より会社の売上が下がってしまったこと、今後の返済や支払に関してかなり暗い見込みが出てきたので政策金融公庫に相談。このころから緊急事態宣言やロックダウンのうわさも聞いていたので早急に相談する必要ありと判断。

コロナ対策で政府が融資に積極的になったということで3月25日前後に申込、4月中旬に面談。

面談にあたり、2020年1月、2月、3月の売上および収支(速報値)、直近の決算書3期分、4月~6月までの収入予測、支払予測を準備。

政策金融公庫の結構上の人が出てきて90分ほど真剣なやり取り。緊急事態背減により仕入れが止まり、輸入仕入も当面の間ストップすること、4月末からはキャッシュ不足が発生すること、5月のほぼ確定している支払額、6月末の予測支払額を提示し、6月末までの支払資金総額の融資のお願いをしました。

その中で「リスケ中の会社だとコロナ対策としての融資でも、希望する全額を融資することはできない。」という結構シビアな対応でした。

希望金額は4月、5月、6月の支払いの不足金額を足したもの。ということは、場合によっては5月中にキャッシュ不足、ひいては倒産もしくは廃業も視野に入れる必要がある、と考えました。

 

2 セーフティーネット取得の経緯 保証協会での相談 

政策金融公庫との面談でシビアな対応を受け、倒産を防止するためには公庫だけではどうしようもなく、信用保証協会でもいろいろと話をしたほうが良いのではないかと考え、信用保証協会で面談しようと決断。

公庫を出て軽い休憩ののち、信用保証協会に直行。

信用保証協会の担当者には公庫に提出した資料と全く同じ資料を提示し、コロナ対策としてどのような方策があるのかアドバイスをください、と単刀直入に、真剣な顔で伝えた。

金額も公庫と全く同じ金額を証拠とともに提示。

保証協会担当者は資料を見て、質問をいくつか投げかけ、自社の置かれている状況を正確に把握しようとしてました。

その後、担当者と直近の売上に関する話をし、担当者からは現在の制度として自社が活用できるものである4号セーフティーネット、5号セーフティーネット感染症対策借換制度などを丁寧に説明を受ける。

(4号セーフティーネット、5号セーフティーネット感染症対策借換制度に関してこのブログ上では省略)

 

3 4号セーフティーネット取得と書類のポイント

4号セーフティーネットに関して市区町村のホームページを読み、必要書類とセーフティーネット適用要件をしっかりと検討(売上減少率20%とか)。

必要書類を作成しつつ、20%減少している書類を作成。

当社の場合、毎日の売上および月ごとの支払いを逐一エクセルで管理をしており、すぐに書類を作成することができた。

また、役所担当者と相談し、毎月1日からの売上計算ではなく、月途中日付からの売上計算も行い、セーフティーネット適用要件を充足する旨の書類および売上が20%以上減少することが明確に判断できる自社の社内資料を添付資料として作成。

保証協会の面談から1時間で上記書類を作成し、区役所に電話連絡の上でセーフティーネット4号の申請を行う。

その場でセーフティーネット4号の書類を発行してもらい、メインバンクにそのまま直行。

メインバンク担当者には保証協会の担当者から伝えられた内容を資料作成中にシェアしてあったので、融資に関してはすんなり進む。

(後日、結果として6月末までの支払金額満額の融資及びリスケ債権全額借換が決まった)

 

4 5号セーフティーネット取得と書類のポイント

4号セーフティーネットを取得し、併せて 感染症借換制度を利用して借換を使用としていたところ、メインバンクではない金融機関から借り換えのために5号セーフティーネットが必要と連絡を受ける。

その連絡を受けた当日はすでに区役所が閉まっていたため、5号セーフティーネットの書類を作成し、その日は帰宅。

翌日、役所で5号セーフティーネットの申請を行い、その場で5号セーフティネット書類を発行してもらう。

その書類と4号セーフティーネット書類のコピーをもってメインバンクではない金融機関に直行。借換申請の書類を作成し、提出。

結果として、 リスケ債権全額の借換が決まった。

 

5 セーフティーネットや制度を活用することで得られた結果

今回のセーフティーネットを活用してまずは資金不足による倒産は回避できることはかなりの確率で確定したと評価できそう(緊急事態宣言が7月末以降も継続する場合はこの限りではない)。

また借換を活用することでリスケ状態から正常取引先という扱いに変更された。これにより今後何か問題があっても更なる融資を受けることは可能となった。

 

必要書類の提出や融資の実行までにやらなければならないことが非常に多く、一刻でも早く記事をアップしたかったが、結果的に金商契約締結、融資実行まで来てからのアップになってしまった。

備忘録的な記載もあり、わかりにくい文章となってしまっていることは大いに反省。

コロナ融資を受けたい方、リスケとかで悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。

 

 

質問があればコメントお願いします。なるべくお答えするようにします。

 

 

 

すごい久しぶりの更新

13207です。

 

まだ生きてます。

本当に久しぶりの更新となりました。

 

まずは何とか生きてます。

コロナにも罹患していません。

 

やや在宅ワーク状態に近くなってきたので、またちょっといろいろと交信できればと思っています。

 

 

まだまだお金が足りない!社員の給与を減らすの巻

13207です。

 

相変わらずお金がない会社の話です。

これはリスケの時期と並行して行っていた話です。昨年の9月初旬頃の話です。

 前回の記事はこちら

 

sa21.hatenablog.com

 

相変わらず会社にはお金がありません。

社員も暗い雰囲気です。

辞めたがっている社員もいました。

私も正直辞めたいと思っていた時期でした。

 

社長

「お金足りない。

倒産して社員が路頭に迷うことはしたくない。

とはいえ、社員の給与も減らさないと本当に現金がなくなってしまう。

ここは一発社員の給与を下げないといけないと思う。

きみやって!!」

 

キターーーーーー━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━!!!!!

社長命令。。。

ただでさえ社員辞めたがっているのに。。。

こんなことしたら優秀なメンバー辞めちゃうじゃん!!!

おまけにメンバーに嫌われるし、恨まれるじゃん!

 

「社長、ぜったいに嫌です」

 

社長

「じゃあ、この会社倒産するしかないかなあ。。。」

いやいやいやいや、会社倒産するのは私のせいじゃないですよ!!!

なんで私がやるの??

いや、会社なくなって収入がなくなるのも困るわ。

この年で会社倒産して転職活動するのも困るわ。

 

13207

「条件があります。社員の給料を下げている間、社長の給料なしにしてください。

あと、会社のお金がないことを伝えます。

この2つを飲んでくれなければやりません」

社長

「わかった。給与無しでいいよ。

その代わり、経費の立替分だけちょうだい」

 

「わかりました。じゃあ、やります」

 

ということで社員の給与削減をすることになりました。

 

社員給与は一方的に下げることはできません。労働法調べました。

社員各自の同意を得る必要があります。

そのため、社員をそれぞれ呼び出すことにしました。

 

とはいうものの、全員を個別に呼び出して同意を取るのも時間がかかります。

そのため、順番を考えました。

各部署の中核メンバーを先に呼び出し、時間をかけて納得してもらい、その後、若手という順番にしました。

 

中核メンバーにはこんな感じで話をしました。

「申し訳ないのだけど、給与下げさせてもらっていいかな?

多分、わかっていると思うけど、いま会社本当にお金ないの。

経理のトップやって、数字を正確に毎週反映しているのだけど・・・。

思った以上にお金がないんです。

社長の演技じゃなくて、本当にお金がないんですよ。

外注さんとか契約を解約してなんとか倒産を避けたけど、それでもやっぱり足りないの。

申し訳ないのだけど、半年くらい減給させてもらっていい?」

メンバーからはいろいろな反応がありました。

 

「退職勧告されるのかと思っていました」

「半年くらい我慢すれば会社は立ち直りますか?」

「結婚決まってるんで、本当に困るんですけど」

「減給とか、本気でやめて下さい」

 

そんな反応の中で自分が作ったエクセルのシートを見せて

黒字化の開始は10月を予定していること

固定経費を削減して赤字体質からの脱却を目指していて、体質改善を進めていること

社長は半年給料無しになったこと

銀行からのリスケで資金的な余力を作り、会社の経営を立て直していること

固定費削減によって年間のキャッシュフローの改善がかなり見込まれること

会計は毎月社員に対して簡潔な報告をすること

転職しなければならない状況となったときはすぐに知らせること

転職先候補を紹介すること

 

とにかくいろいろと話をしました。

 

もともと社内では個人的なコミュニケーションは取っていましたが、今回は公私にわたって濃いコミュニケーションをとりました。

時間としては1人当たり、1~2時間程度。

それをシラフで何人も真面目に話します。

人生に大きく影響するトピックということもあり、半年分くらいの濃いコミュニケーションをとったと感じました。

 

結果、中核メンバーは退職希望者0、全員が減給同意ということになりました。

 

その後は中核メンバー以外のメンバーです。

各メンバーを呼び出して給与減給の話をしました。

話をした内容は中核メンバーと同じです。

ただ、違ったのは反応でした。

全員が即答で減給に同意してくれました。

中核メンバーがすでに話をしていてくれたおかげだと思っています。

 

全員から減給同意をもらい、退職希望者0という報告を社長にしました。

その報告を聞いて社長は泣き出しました。

私は

ここは泣いて話をした方がドラマっぽいな、なんて思いつつ、

社長が泣いているのを見ても

一円にもならない忍びないので

その場を後にしました。

 

まずは社員がだれ一人辞めることなく会社再建を進めることができたのは本当に良かったと思います。

ただでさえ小さい会社で1人辞めてもマンパワーが不足した状態となってしまいます。社長は社長で従業員を雇うたびに常に社員の生活をどうやって保障するか、生活をどうやって維持するかを考えていました。

 

今回のことでも会社のお金がない状態となってしまったことを素直に反省し、給与は全額返上、立替として支払ったお金だけをもらう生活となっても文句ひとつ言わず、とにかく歯を食いしばって頑張っています。

 

今回の件で社長は社員を解雇するなり、退職を募るという選択肢をとることもできたと思っています。

解雇、退職勧奨など安易な選択肢をとらなかったことで会社がちょっとまとまったような気がしています。

 

まだまだ続く

 

 

社員が自分の将来のことを考えたうえで会社に残るという選択をしてくれたのはありがたかったといま振り返っても思います。

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

まだ支払いが大変だ!銀行への支払いどうする?の巻

13207です。

 

ご無沙汰しております。

まだ会社は倒産していません(笑)。

ちょっといろいろなことがあって更新が遅れていました。

 

前回からの続きです。

 

 前回の記事はこちら↓

sa21.hatenablog.com

 

これは8月の終わりの頃の話です。

社長

「現金まだまだでるよね。足りないね。どうしよう」

 

契約を多数解約してもまだまだ支払いが多く、手元にある現金がどんどん出て行ってしまう状況でした。

会計の数字上、10月末には黒字化達成の予定だったのですがそれまでは赤字が続きます。

正直、月末まで先がどうなるのか読めない状況でした。

社員もいままでとは違う社長の社内の雰囲気を感じ取っています。

いままでとは違う社内の雰囲気を作り出していたのは社長本人でしたが(笑)

社員も毎日不安そうに仕事をしています。

一部社員からはこの会社を辞めたいという相談も受けるようになりました。

 

社長

「ほんと現金が足りなくてきついから銀行にリスケをお願いしてみようか」

「リスケしたら5年くらい銀行からの借り入れができないようになると聞いています。

それでも大丈夫ですか?」

社長

「5年間の融資の心配の前に明日とか来月の方が心配だ。

5年間で倒産したら元も子もないんだから。

いまの現金の流出をとにかく止めないといかん」

13207

「わかりました。

顧問の税理士と銀行リスケの打ち合わせしてきます」

 

はー。まじか。

リスケ。

噂には聞いていたけど、自分とは異なる世界の話だったし、小説の話だとばっかり思ってました。

勤務先がやるとは思わなかったな~。

ドラマでしか見たことないよ~。

リスケ断られたら会社辞めて転職だな、と思いながら

顧問の税理士にアポどり。

 

「先生、取引先銀行全部リスケするって社長言ってますけど。どうしましょう。

何が必要ですか?」

税理士

「まじですか~。

リスケすると5年程度は借入できないといわれてますけど。

会社としてはどうなんですか?」

「社長は5年先の心配よりも来月以降が心配だって言ってます」

税理士

「そうですか。わかりました。

全ての取引先銀行の担当者とまず話をしてください。

メインバンクの担当者がまとめてくれるはずです。

とはいえ、リスケ期間が終わったら支払は再開するのでそれまでに体力が復活するような資料は必要となります。

そこはこちらで作っておきます」

「わかりました」

普段会社の数字打ち込むだけでかなりの金額とっているだけかと思っていたけど

税理士はやはり銀行との関係を構築している経験上、こういったときに的確なアドバイスができると感じました。

また、同じような相談を何件も受けているのだ、と直感的にわかりました。

 

会社に戻って

「税理士と話してきました。リスケ用の資料作成してくれるそうです。

メインバンクの担当者と相談してください、ってことでした」

社長

「わかった~。

資料は10日後完成だよね。資料完成後の日程でアポどりしてね~。

当日はなんとか粘ってみよう!」

 

アポの当日

メインバンク担当者

「こんにちは~。

今日はどうされました?」

社長

「今日はまじめな話させてください。

リスケを考えています。

聞いた話だとリスケをしたら5年間新規の借り入れができないと聞いています。

5年間借り入れができないことを前提にしても今はリスケをしなければならない状況となっています。

当面の間、借入ができないということは覚悟しています。

それでもリスケをしなければなりません」

そう伝え、税理士から受け取っていた資料を担当者に渡しました。

メインバンク担当者

「わかりました。

いますぐリスケができる、できないということは返答できません。

支店に戻ってから上長と検討の上、返答をさせてください」

「ちなみになんですが。

リスケの期間が終了してから1年後には当行では新規借入することができるようになっています。

5年間借入無しで事業を継続する気概があり、計画性もあるのであれば御社は大丈夫だと思っております。

リスケが終了し、通常の返済が再開する際にはまたいろいろとお話をさせていただければと思います」

そう言って担当者は弊社をあとにしました。

 

もっときつい言葉を浴びせられたり、文句を言われるのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

やっぱりドラマのようなことはドラマでしかなかったと感じています。

 

メインバンク以外の借入を行っていた銀行ともリスケの話をし、資料を持って帰ってもらいました。

 

会社は創業してからまだそんなに期間も経過していません。

そのため、政策金融公庫からも借り入れをしていました。

政策金融公庫さんはリスケ相談は日常的にあるようで一番事務的な対応をされました。書類を出して、メインバンクさんやほかの金融機関さんがリスケOKであれば、うちはリスケ問題ないよ!というレベル感でした。

 

リスケは貸し出しを行っている金融機関同士が連携して同じような期間、元金の返済猶予を行います。

2週間かからず、リスケOKの返答を頂きました。

リスケを行う際には書面に押印等をしなければなりません。

そのため、担当者がまたやってきました。

 

メインバンク担当者

「こんにちは。

今日はよろしくお願いします。

色々と大変でしたね。

リスケの決断をして頂いてありがとうございます。

当行としては倒産されるよりも融資したお金を回収できる可能性が高くなる方が助かります。

これだけ一気に経費削減して9月以降、キャッシュの状況が改善することは理解しました。あとは売上を維持していただければ会社の体力もついてくると考えております。

計画通りに進むといいですね」

 

社長

「いろいろとありましたからね。

13207が経理責任者となって数字が正確に毎週報告されるようになりました。

前任経理がいろいろと手を抜いていたのがよくわかりました」

 

メインバンク担当者

「13207さん

大変に申し訳ないのですが、よろしければ、毎月会計資料を当行に持ってきていただけませんか?

毎月の会計資料があれば当行内でも御社の経営状態を正確に把握できます。

リスケ終了後、より早く融資ができるようになるのではないかと考えております。

いかがでしょうか」

 

社長

「君、毎月報告やって。毎月行って」

有無をいわせない社長命令が来ました。

 

13207

「そんな面倒くさいことなんかやりたくありません。顧問税理士がいるので顧問税理士に任せます。他にやることたくさんあるでしょ。」と思いつつ、

「わかりました。

ただ、1つお願いがあります。

決算処理は私は今期が初めてです。というよりも経理初心者です。

期末から決算終了までは多分それどころではないように見受けられるので、その時期は行かなくてもよろしいですか?」

 

社長

「だめ」

まじか!

早く家帰れないじゃん!!!!早く家に帰りたいの!!

 

メインバンク担当者

「大丈夫ですよ、社長。

経理経験者でも決算大変ですからね。

期末後、決算確定までは当行にいらっしゃらなくても大丈夫です。

その代わり、決算確定後はすぐにご連絡ください。

お願いします」

 

ということでリスケを実行することができました。

 

こうなるまでネットでリスケのことをいろいろと調べました。

リスケしたら会社が終わる!くらいの記事もありました。

でも実際金融機関の担当者と話をしてみると、結構あっさりとリスケをすることができたと感じています。

無論、リスケに応じる前提として一気に経費削減をして出費は最低限のレベルまで下げていたことや売上自体が大きく下がっていなかったことがあります。

 

金融機関からリスケの承諾をもらえたというのは大きな壁を超えられたのではないかな、と感じています。

 

とはいえ、まだまだこれはほんの序章でした。

 

続く

 

 

 

会社の数字を見てびっくり!もうすぐ倒産?どうする俺?

13207です。

 

前の記事では

私が経理のトップとなってしまった話を書きました。

 

 

最初に私が経理のトップとしてやったこと。

それは会社の出入金を正確に把握する、ということでした。

 

これまでは前任者から発表されていた社内数字を見てざっくりと把握していた程度でした。

まずは出入金の記録を通帳、ネットバンキング、請求書等で正確に把握し、記録していくことにしました。

とはいっても、経理経験のない私は、前任者のフォーマットを参考に自分なりに使いやすい形に変更しました。

その際に役に立ったのは購入してからまだ1週間も経過していないこの本と銀行の通帳。

はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!

はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から!

 

経理の責任者にはなりましたが、簿記もよくわかってません。

前任の経理のトップもいろいろとやっていたようですが、私は素人経理なのでやっぱりよくわかりません。

素人経理として最初に正確に把握しなければならないのは、入るお金と出るお金、その差額の3点です。

 

そのため、ルールをシンプルにして

日付の他、入金は左側、支払や出金は右側、収支は1番右側として表記しました。

 

簿記のように複雑にしないこと(会計記帳は顧問税理士の仕事だし)

一目見て入金額はいくら、支払金額はいくら、ということを把握できるようにすること

とにかく長く続けることができるようにすること

の3点が目的だったからです。

 

その日から10日間、手元にある請求書や通帳、データの数字を打ち込んで簡単な出入金の確認をしてみました。

すると。

 

大変なことがわかりました。

 

売上入金より支払金額がでかい。それも毎月300万円以上。。。。

 

 

ちーん。。。。

 

 

おーい。

どうする俺?

明日辞表を出しに行くか??

このまま転職エージェントに登録するか?

 

 

急いで社長に確認しました。

「社長、いま現金いくらありますか?

このまんまだと夏が終わるころには倒産しますよ。

社長へそくりないっすか?

愛人とかに貢いでるお金あったらそれ会社にまわしませんか?

どうします??」

 

社長

「どうにかして」

 

まじか???

子供ちっちゃいし、これからお金かかるのに!!

嫁と離婚されたら本気で困るわ!!

会社倒産されたら本気でやばいわ!!

 

 

頭フル回転です。

頭フル回転させても会社ですぐできることなんてそんなにありません。

 

売上は前年度の対比でだいたいの数字は予測できます。

とはいえ、一気に数字が上がることもありません。

売上自体は前年度対比100%、要は昨年と同じ売上が同じ月に発生することを前提にしました。

そうするとやれることはただ1つ。

余計な出費を減らすこと。

 

社長にはこう伝えました。

「いまは余計な経費を削るしかありません。

私が不要と判断するものはすべて契約を解除します。

割高と判断するものに関しては類似サービスの見積もりを取って割安なサービスに切り替えます。

余計な経費を削りに削って必要最低限のレベルまで落とします。

固定費は本当に必要最低限といえるくらいとにかく削ります。

変動費に関しても必須なもの以外は契約を解除します。

今の支払いに関してもキャッシュがない期間は支払いを遅延します。

取引先への遅延の連絡は社長がやってください」

 

社長

「やらなきゃだめ?」

 

「だめ」

「やってくれなきゃ会社辞めます」

社長

「…」

「わかった」

 

こうしてまずは経費削減からはじめました。 

 

 

手入力したばかりの会計データを見れば見るほど、無駄なものがあることに気づきます。

経費削減の方針として
「これがないと業務が立ち行かない、業務をすることができないもの」と
「それ以外」
に分けた上で、「それ以外」に関しては原則削減対象としました。

全ての外注、サービスは全てゼロベースで見直し、業務に必須なものだけを残すということです。

「これがないと業務が立ち行かない、業務をすることができないもの」

に関しても、同じサービスを安い価格で提供しているものがあるようであれば安いサービスに乗り換える、という方針にしました。

解約に際しての違約金に関しても相手方と交渉し、違約金の金額を減らしてもらえるよう努力しました。

とにかく現金が枯渇してしまった時点で会社が終わります。

現金をとにかく手元に残すため、業務で使用するもの、サービスに関しては必要最低限、また、コストも必要最低限となるようにしました。

削減目標として直近の支出の20%
最低ノルマとして10%でした。
余計な支出として判断したものとして
・業務スペースの縮小
・スペースがあき気味の倉庫の解約
・作業スペースの解約
・縁故のコンサルの解約

これに関しては即時解約しました。

違約金を支払ってでも月額支出を抑えなければならないからです。


業務で使用していたシステムに関しても同等のサービスを提供できる企業から見積もりを取り、ヒアリングを行ったうえでシステムを変更しました。

 

縁故で使っていたシステムやネットに詳しいコンサルやコンサルから紹介されたシステム会社もバッサリ解約です。

もともと社員からもコンサルやシステム会社に対して不満が多かったのですが、コンサルが社長の知りあいだったりしてなかなか解約を実行できないところでした。
それでも解約しなければなりません。

コンサルや害虫外注のシステム会社から文句いわれても対応できるよう、顧問弁護士を同席させ、解約書面を面前で交付し、法的に問題がない形での処理を行いました。

顧問弁護士には事情を説明し、顧問料以外にフィーが発生しないように話をしたうえで様々な契約打ち切り交渉(というなの解約告知)に同席してもらいました。

解約した契約はいくつもあります。

 

それだけ契約を解約しても全体の削減目標数値20%を達成することはできませんでした。

反面、固定費に関しては30%の削減を達成することができました。

これに関しては社長に変動費は売上に変動するため、削減に限界があること、不用な固定費を削減するほうがキャッシュフローに大きな影響があることを説明しました。

また、併せて月の支出金額に関しても解約によって経費が削減され、売上が現状のままで推移すればおよそ3か月程度で赤字流出が止められることを数字で説明しました。

 

ここまでおよそ2週間。

1日対応が遅くなれば会社の現金が減っていきます。

とにかく速いスピードで処理することを心がけました。

 

同時に私の体重もいい感じで減っていきました。

 

社長、頑張ってるからボーナスください。

 

続く